プラスチック食品容器の歴史

1990年代

環境意識の急進期 / 環境革命の幕開け

環境問題がクローズアップされ、大量消費から循環型社会への転換が始まりました。まず、プラスチック食品容器業界においては、1990年に使用済みトレーの自主的回収リサイクルが始まりました。翌年1991年には「再生資源利用促進法」の成立、1995年には「容器包装リサイクル法」公布等、環境に配慮した循環社会への転換が進みます。

1990代後半には、地球温暖化が問題視され、温室効果ガスを削減するために、1997年京都議定書が定められました。

環境問題の出来事

1992年 人類共通の課題である地球環境の保全と持続可能な開発の実現のための具体的な方策を得ることを目的として、ブラジルのリオデジャネイロにおいて地球サミットが開催されました。
1993年 環境への負荷を低減させるための製品利用の促進、環境教育、学習、民間団体等の自発的な活動の促進等を定めた環境基本法が制定されました。
1998年 地球温暖化対策推進法が制定され、1999年全面施行されました。国、地方公共団体、事業者及び国民の責務を明らかにすることを基本としています。