プラスチック食品容器の歴史

1950・1960年代

プラスチック食品容器の誕生

東京・青山に日本で初めてのセルフサービス方式のお店である紀ノ国屋1号店が誕生し、1960年頃に肉や魚のトレー、非耐熱弁当容器、透明容器などが誕生しました。

セルフサービスの小売業のできごと

1953年 東京・青山に日本で初めてのセルフサービス方式のお店である紀ノ国屋1号店が誕生
1957年 ダイエー誕生
1958年 イトーヨーカ堂誕生
1960年代 高度経済成長期に入り、大量生産・大量消費の時代に入る

当時のできごと

  • 1955年代から高度経済成長期に入り、1964年には東京オリンピックが開催されました。

プラスチック食品容器は小売業とともに成長してきました

プラスチック食品容器はセルフサービスの小売業、いわゆるスーパーマーケットと共に成長してきました。 いまからちょうど60年前の1953年に日本で初めてのスーパーマーケットである紀ノ国屋が青山に誕生しました。これは第二次世界大戦からわずか8年後のことでした。 その後、ダイエー、イトーヨーカ堂が誕生しました。

1960年代は、高度経済成長期の真っただ中で、1964年の東京オリンピック前後から、大量生産、大量消費の時代に入っています。プラスチック食品容器は衛生的なこと、経済的なこと、作りやすく大量生産ができることなどからスーパーマーケットで使われはじめ、肉や魚のトレーや弁当容器や透明のカップ等が誕生しました。
このころの国内容器市場規模は50億円と言われ、白い発泡トレーが主流で、カップは透明の丸いもの、弁当容器はレンジにかけられないものであり、シンプルなデザインのものが主流でした。