プラスチック食品容器の歴史
1970年代
利便性に加えて「安全・安心」も重要な要素に
1970年頃から肉の裏側の品質も確認できるように、透明トレーが誕生しました。
セルフサービスの小売業のできごと
1970年 | 日本初のファミレス「すかいらーく」1号店が国立市に誕生 |
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1972年 | ダイエーが売上高で三越を抜き去り、日本一の小売企業になった |
1974年 | コンビニ「セブンイレブン」が誕生 |
1978年頃 | セブンイレブンでお弁当を販売開始。持ち帰り弁当店誕生 |
当時のできごと
- 1955年代から始まった高度経済成長期が安定成長期に入り、1970年には大阪万博、1972年には札幌冬季オリンピックが開催されました。
小売業の規模拡大とともに市場規模も大きく拡大
1970年代はスーパーは規模の拡大が進み、1972年には、ダイエーが日本一の小売企業になりました。一方では、1974年にセブンイレブン、78年には、持ち帰り弁当のほっかほっか亭が誕生しています。 余談ですが、日本の外食産業にとって、外食元年と位置づけられているのが、1970年の大阪万博です。同じ1970年には、東京の国立市に、ガストの前身である「すかいらーく1号店」ができ、この頃から外食も一般的になっていきます。
このころの容器の変化と言うと、白い発泡トレーでは「裏側から肉の品質を観察することが出来ない」という記事が雑誌に掲載され、透明なトレーが誕生する等、市場の要望に応える進化をしてきました。 容器の市場規模は10年で約8倍の400億円になっており、このころから容器の役割として、食品の生産者、販売者、消費者の利便性や、「安全・安心」も重要になってきました。
- キロロン
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プラスチック食品容器が普及するまでは、ずっと同じ包装形態であり
安価での大量生産が難しい素材を使っていたんだ。
それでは、年代ごとにプラスチック容器の歴史を見てみよう!